何事にも集中力は必要ですよね!
Tutti教室の生徒さんたちも、
きっとこの先、集中して取り組まなければいけなシチュエーションが多く出てくると思います。
ピアノの練習は、子供の集中力を十分に育てていけるものですよ!!
ピアノの練習で子供が集中できる時間
うちの子は、どうしてこんなに集中しないのかしら?
うちの子は、なぜこんなに集中できる時間が短いのかしら?
こんなに集中できないなんて病気?
と悩んでいるママもいらっしゃるかも知れませんね。
では、子供の集中持続時間ってどのくらいかご存じですか?
幼稚園/保育園 | 約 年齢+1分 |
低学年 | 約 15分 |
高学年 | 約 30分 |
平均するとこのくらい。
たったこのくらいなんです、集中持続時間って。
これをお話しすると、ママたちはとても驚かれます、そして納得されます。笑
大人でさえ、集中持続時間は約90分だとされていますよ。
大学生の講義時間が90分、集中できるギリギリの時間が授業時間となっています。
大学生当時、この90分をとても長く感じることがありました。
全く集中できていなかったと考えられます・・・。d( ̄  ̄)
レッスン中に
お腹空いた・・・
眠い・・・
疲れた・・・
という声を聞くことがあります。
短い時間しか集中できないということは、それだけエネルギーが必要とされています。
エネルギーが必要だということは、普段の生活習慣にも気をつけなければいけないですよね〜。
ピアノを習えば集中力があがる?!
↑ということをよく耳にしますが、、、
残念ながら習うだけでは集中力を養うことはできません。
ピアノでなくても、何事も習うだけでは上達しないしメリットはありませんよね?
ピアノを演奏するために
楽譜を読んだり、指を動かしたり、ときにはペダルを踏んだりすることで確かに集中力を育てることはできます。
でも、その前に「考えながら・・」という文字が加わらなければいけないんです。
考えながら楽譜を読む
考えながら指を動かす
考えながらペダルを踏む
そう、それについて一生懸命に考えることが集中力を育てるんですよね。
だから、生徒さんのママには「本人に考えさせてください!」ということをお願いしています。
子供が考えようとしているときに
「ほらほら、〇〇でしょ」
と助言することで、子供は何も考えなくなってしまいます。
言われたことを、そのまま実行してしまうから・・・(その方が簡単で楽)
それでは、集中することにたどり着かないので、小さいながらも自分で考えるということは必要なんです。
もちろん、年齢により考える内容は異なりますよ。
例えば。
椅子の座り方ひとつにしてもそう。
「椅子にはどういう風に座るんだった?」
と質問するだけで、子供は記憶を辿ります。思い出そうとします。
「あー、先生にこう言われたな」と考えるのです!!
小さなことですが、こんな一つ一つの積み重ねが集中力を育てていきます。大事!
子供は小さなアイデアで、より集中できる!
ピアノを学ぶ際の注意って、とても細かいですよね。
指のこと、関節のこと、手首のこと、肩のこと、体軸のこと、、などなど、ピアノを弾くことだけでもたくさんのことに意識を向けなければいけません。
当然、子供は一度に集中することなんてできるはずがありません。(初めからできなくていいんですよ)
一度に集中できるまでには、時間が必要!!(だから、毎日の練習なんですよね)
今日はこれ!!
これだけでいいから集中して取り組んでほしいと考える際には、大人のアイデアが必要だと思ってます。
その部分だけに集中してくれる何か・・。
それをレッスン中に、瞬時に考えることが私たちピアノ講師には求められます。
お指が真っ直ぐに伸びている小さな小さな子供の手。
小さいからといって、このまま弾かせていると、この状態が「いい手の形」だと錯覚してしまいます。
小さくても、注意を促すことがやはり必要です。
子供が指先だけに集中してくれるよう、爪にお顔を描きました。
そして
このお顔は少し怒ってたり、悲しそうな顔をしてるから先生に見せないでね〜
という言葉を添えたのです。
すると、一瞬で子供の指先が立ちました!!
お顔を描いてあげたことで、指先、それも先端の細かい部分に意識を持っていくことができたんですね。
それが見えないように・・と、かなり集中して音を奏でていました。
こちらの記事でも、集中できる(意識できる)方法をご紹介しています。
もちろん、これでテクニックを習得するわけではありません。
習得できるまでには、こんなことを何度も何度も繰り返しながら生徒さん自身が意識できるようにならなければいけませんからね!
私たちは、そのためのお手伝いをさせていただいてます。
大人のアイデアひとつで、何かを意識して集中することができる。
そして、それを繰り返していくことでテクニック、演奏力、集中力を身についていきます。
これを繰り返すからこそ、ピアノを習うことで集中力が育っていくのです。
お家での練習でも、パパやママのちょっとしたアイデアで集中してくれることがたくさんあると思います。
ピアノ以外でもできることなので、どうぞ毎日を意識しながら過ごしてみてくださいね!
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