Tuttiピアノ教室では、楽譜に書かれたことを意識することを大切にしています。
なぜなら、それが作曲者のメッセージだから!!
曲を作った人(作曲者)がどのような想いで作ったか?
どのように演奏して欲しいと願ったか?
を再現しなければいけません。
そのために、小さい生徒さんでも楽譜に書かれていることが意識できるよう、レッスンさせていただいてます。
ピアノを演奏する上で「楽語」は欠かせないものですね!
楽語(がくご)とは
楽語とは、楽譜に書かれている演奏場の注意点と考えたら良いです。
イタリア語、ドイツ語、フランス語、英語などで書かれていますね。
作曲家が使った言語で示されているため、
日本語で書かれている楽譜は非常に少ないんですね。
だから、楽語を覚える必要があります。
・f(フォルテ)強く
・Allegro(アレグロ)はやく ・Dolce(ドルチェ)柔らかく ・ritardando(リタルダンド)だんだんゆっくり ・♩=120(1分間に四分音符が120入るテンポで/1拍が120のテンポで) |
楽語と一口に言っても
強さを表すもの
速さを表すもの
表情、表現をあ表すもの
速さの変化を表すもの
数え切れないほどの言葉があります。
星の数ほどある楽語を一度に覚えるのは大変なのですよね!
大人でも「ふーーーーっ」となります。
ましてや、
平仮名もままならない小さな子供さんが覚えるのは
さらにムリーーーーーー!!!
覚えなきゃ・・と思えば思うほど頭がこんがらがってしまうのです。
ちなみに、自分は音楽辞典で覚えました。
このような、音楽用語の専門辞典です。
辞典にはA~Zの順番にあらゆる楽語、記号が並べられています。
辞典から、ピアノ演奏に必要な楽語を自分で書き出して、オリジナル楽語辞典を作りました。
実にアナログな方法です。笑
今は、カタチから引ける音楽語辞典など楽しい辞典がたくさんありますね。
とても羨ましい。(なんといってもアナログでしたからね!)
様々なモノが溢れる時代ですから「覚えたい」「覚えよう」と自分の意志さえあれば、方法はたくさんあるると思いますよ!
楽語を覚えるための効果的なグッズ
しかし、レッスンに通う生徒さんに「楽語覚えておいでーー」といっても・・・
結果はご想像できるかと思います。
子供は特に、興味のないものには見向きもしませんからね!
逆を言えば、
興味を持つと、、、面白さを感じると、、、
嘘のように練習してくるのが常。
ここを上手く利用して「楽語を覚えてもらう方法はないものか?」と考えたんです。
一度興味を持つと、とことん集中するのであっという間に覚えちゃうんですよね。
私も必死に考えた!!!!!
そして、思いついたのが「楽語カード」
楽語カードなんて、どこにでもあるし販売もされている。
そうではなく、Tuttiピアノ教室で使用しているテキストの沿った楽語カードを作ったのです。
どのテキストに、どんな楽語が登場するか?をわかるようにテキストごとに色分けをして作った楽語カードです。
カードにしちゃえば、活用法はいろいろあるわけで・・。
自分のレッスンを待っている間にカードを見て覚えている生徒さんもいらっしゃいます。
時には、カードを使って楽語チェックも行います。(意外と覚えているので嬉しい!)
子供さんに最も有効的な使い方は「タイムトライアル」形式にすることでしょうか?
√ 1分間に何枚の楽語が言えるか?
√ 1ヶ月に何枚覚えられたか?
競争心の強い子ほど、張り切って楽語を覚えていますよ。笑
子供には、遊びの中で競争心を煽るような使い方がとても有効なようです。
でも、自分との戦いであり、誰かと競争するわけではないので気持ち的に追い込まれることはなく、マイペースに取り組んでいます。
グッズではなくて・・
楽語を覚えるためのグッズなんて、なんでも良いのだと思います。
要は、生徒さんに「覚えよう」「覚えたい」という意識を持ってもらうことが大切なのです。
普段のレッスンから
楽譜にはどんなことが書いてある?
この言葉はなんだっけ?
どうして、ここでテンポがゆっくりになったの?
どうして、ここは悲しい雰囲気がしたの?
など、多くの言葉かけをすることで書いてあること(楽語)や演奏を意識できるようになります。
やはり、楽語や演奏法が注意できるためには「言葉かけ」が一番だと考えています。
答えを教えるのではなく「なぜ?」を考えさせる!!
考えさせることで、インプット→アウトプットに変えることができるんです。
グッズそのものは、あくまでもお助けアイテムであり、
最終的には本人の意識につなげることが大切。
意識できるためのちょっとしたアイデアがあれば十分なんですよね。
ぜひ、お家での練習でも子供さんの練習に声かけをしてあげてください。
これ、なんて読むの〜?
これ、どういう意味なの〜?
これが書いてあったらどんな風に弾くの〜?
子供は得意げに教えてくれたり、弾いてくれたり、、、
それに対して「すごいね〜!」と一声かけてあげることで、
自己肯定感につながり、ピアノ練習にもますますやる気を覚えることでしょう。
楽語を覚えるために、ちょっとしたグッズを効果的に使い、「演奏、表現、自信」に結び付けていくことが、私の目標です!!
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