意識しなければ、普通〜に行っている手首の脱力。
でも、意識すればするほど、手首が硬くなるんですよね・・?!
ピアノで、気持ちや色を表現するには手首の柔軟さがとても大切です。
Tuttiピアノ教室では、気持ちや色を音で表現するために脱力の練習からレッスンがスタートします!
手首の脱力を意識するとこうなる?!
レッスンを始めたての小さな子供さんの指は、まだまだ細くてかよわい。
ふにゃ〜っと柔らかいゆびで音を奏でようとすると、どうしても力が入ってしまうんですよね。
一生懸命な子供さんほど、力が入ってしまいます。
肩はギュッと上がり
腕はピーンと伸びて
そう、絵に描くならこんな感じ!(肩は上がってないけど・・)
この腕、手首ではカチンコチンな音が出てしまいます。
響きがなく、プツンプツンと切れて・・
なんだか息苦しい音で、一緒に歌うとちょっぴり苦しくなります。
経験ありませんか??
手首の脱力は初めから〜
一生懸命なほど、早く力を抜いて楽にしてあげなければ、
この苦しい弾き方や音を脳が覚えてしまいます。
とても残念!!!
だからこそ、レッスンスタート直後から手首の脱力について、あれやこれやと習得まで一緒に考えていきます。
手首の脱力って、1週間練習して「はい、抜けました〜」ということはありません。
細くかよわい指の練習をしながら、徐々に、徐々にできていくものです。
時間で例えるなら、年単位!
1年で習得できる人もいれば、2年、3年とかかる人もいます。
これは「できない」「才能がない」とかではなく
「手首の力を抜く、力が抜けるとこんな響きになる」が、自分の中で弾けるか、弾けないか?だと思うんですよね。
でも「あー、こういうことか!」と弾けるポイントは一人一人違います。
(全員同じだったら怖いかも・・?)
すぐにピタリとハマればそれに越したことがありませんが、なかなか少ないものです。
だから、レッスンで一緒に考え、悩み、様々な方法で練習していくのです。
すぐすぐできることであれば、私たちピアノ講師の存在は必要ありませんからね。笑
手首の脱力がわかった瞬間
レパートリーには、必ずしも右手だけ(もしくは左手だけ)でメロディーを弾く曲ばかりではありません。
時には右手から左手へ、左手から右手へ移っていく曲も存在します。
これは、確実に手首の柔らかさが求められます。
だって・・
カチンコチンでは、メロディーがつながりませんから〜
例えるなら、まっすぐ伸びた道に段差ができる感じかな〜?
とても繊細で、集中力を要すテクニックですから、一曲できたからもうOKではないけれど、
どんな感じなのか?
手首を使うと、音がどう変わるのか?
メロディーがどういう風につながるのか?
ということを、一曲一曲で体感し考えることで、変わっていくんですよね。
そこで、今回のレッスンでも試行錯誤。
なんとか、生徒さんのしっくりハマる方法はないものか??
いろいろ試した結果、答えは意外に簡単でわかりやすいものでした。
「ハートをお皿に載せるんだよぉ〜」でした。
練習は、大きくわかりやすく!!
感覚が掴めたら、曲に合わせ掘り下げていきます。
なによりも
「あー、こういうことか」
「こうなるんだ!!」
という気づきが大切だと考えています。
望まないことはできないし、望まない音は表現できませんからね。
日々、何かにふれ擬似体験をしながら「テクニック習得」「ピアノ表現」を学んでいます。
残念ながら、一度わかったもの、感じたことがすぐすぐ他に応用できるわけではありません。
たくさんのレパートリーに触れ、たくさんの経験をして自分のものとなっていきます。
それらが生徒さん自身のものになるまで、しつこく、しつこく(笑)付き合わせていただきます!!
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